印刷豆知識 -簡単印刷見積もりサイト printgate

用語辞典

印刷豆知識

印刷の種類

・オンデマンド印刷

オンデマンド(On Demand)とは、「要求があり次第に」という意味で、必要なときに、必要な量だけ印刷することです。デジタルデータを用いて工程数を大幅に省いた直にダイレクト印刷機を使用する印刷方法で、少部数の印刷に強いです。
小ロットでは低価格・短納期を実現しますが、ロットが増えても単価がほとんど変わらないため 大ロットには向きません。

・オフセット印刷

凹凸はなく、化学的な処理で、水と油(インク)が反発する性質を利用した印刷方法で、アルミの平な版を使うため平版印刷ともよばれます。
版から直接印刷せず、インクを版胴から一度転写胴(ブランケット)に転写し、圧胴で圧力をかけて紙に転写し印刷します。この工程で、版胴、転写胴、圧胴が離れたり(off)、くっついたり(set)する動作を繰り返し、印刷をするためオフセット印刷といいます。網点の再現性が高いため、フルカラー印刷ではオフセット印刷が主流になっています。
版が直接印刷用紙に触れないので、版の傷みが少ないのが特徴です。

冊子・製本について

・中とじ(なかとじ)

中とじ

中とじアップ

 女性週刊誌や情報誌などに多くみられるとじ方です。背の中央に針金を通してとじます。針金を使用する場合は「針金とじ」ともいわれます。

製本の流れは、冊子を真ん中で開いた状態で針金で止め、一気に二つ折りします。
紙の厚みにもよりますが、内側のページと外側のページがずれていくので、大量のページものには向きません。

・無線とじ(むせんとじ)

無線とじ

無線とじアップ

無線とじ外側





 

一般的に、通販カタログや多ページの雑誌(週刊少年誌など)に多用されています。針金を使わずに、接着材だけで本の背を固めてまとめる方法です。
印刷された用紙をページ順に重ねそろえた後、機械で背を約3mmほど削り落とし、凹凸をつけて糊を浸透しやすくし、糊をつけ、表紙を接着します。
厚みがあり、中とじのように完全に開ききることはできないため、見開きになるようなデザインには注意が必要です。

・アジロとじ

無線とじの応用で、背は削らずに数ミリ間隔のスリットの穴をあけ、糊を染み込ませます。これにより開きが柔軟性に富み、接着力が強くなり、丈夫な本となります。

・平とじ(ひらとじ)

ページ順に重ね、本の中側の背に接する部分に針金や糸を垂直に通してとじる製本方式です。針金や糸を通されているために、冊子を完全に開くことはできません。このため、内側には余裕のある余白が必要です。和本などでよく使われるとじ方で、無線とじより強度があります。

・上製本(じょうせいほん)

表紙と中身を別々に作り、合わせて作る方法です。本文より一回り大きな表紙が付いていることが特徴で、主に堅い表紙になるため「ハードカバー」とも呼ばれます。手間とコストがかかりますが、丈夫で高級感あふれるアルバムや作品集、書籍に仕上がります。製作する場合には、本の背を糸でかがり、とじています。

・袋とじ

片面印刷された紙を、印刷面を外側にして折り、ページ順に重ねて糸・こよりなどでバラバラになっている方をとじる方法です。両面印刷の技術がなかった江戸時代以前によく行われ、現在は重要書類の製本などに使用されています。

・リングとじ

スパイラル製本とよばれ、ノートや冊子など、冊子の内側の背を針金でらせん状にとじたものです。

・糸かがり

背の部分に糸を通してとじる製本方法です。ページが多く、厚みもあり、頑丈にとじたい場合に使います。手帳、ダイアリー、辞書によく使われています。

表面加工について

・PP貼り/PP加工(ぴーぴーはり/ぴーぴーかこう)

マットPP加工

PP加工

 PPとは、Poly-Propyleneのことです。印刷物の表面を薄いフィルムで覆う加工方法で、雑誌・カタログの表紙や書籍カバーなどで使用されます。フィルムを張ることによる表面の保護、光沢感の向上が目的です。
薄い用紙の場合は、紙がしわになったり、よれたりする場合がありますので、紙の厚さは四六判110kg以上が適しています。また、ツヤ消しの仕上がりになる「マットPPフィルム」、ツヤ・光沢のある仕上がりになる「クリアPPフィルム」があります。

・ラミネート加工

薄いプラスチックの板・フィルム・紙・箔などの印刷物をはさみ、ラミネーター(ビニール貼り機)で、熱と圧をかけて定着させる方法です。
ツヤ山車や表面保護(耐摩擦性)、防水、防汚れなどが目的で、パッケージや包装紙、本の表紙などに多用されます。紙の四隅に耳のような部分ができるのが特徴です。

・ニス引き

印刷物にツヤを出し、汚れを防ぎ耐久性を高め、表紙やカバーなどに光沢を付けつため、表面に透明な樹脂を塗ることです。

その他加工について

・すじ押し

すじ押し厚めの紙を折る場合に、折りやすいよう筋(浅い溝)を入れる加工です。
スタンプカードや圧着はがき、ポケット付きファイルなどに使用しています。


 

・ミシン

印刷物の一部を手で切り取りやすくするため、ミシンで縫ったような細かい穴をあける加工です。伝票、チケットなどによく使われます。

 ・穴あけ

おもに伝票類意を中心とした印刷物に穴をあける加工です。孔開け(こうあけ)ともいい、穴の数により、1穴、2穴といいます。また「どんこ」加工とは、ルーズリーフや手帳のようにたくさんの穴をあけることです。

・角丸(かどまる)

角を丸くカットして加工することです。女性用名刺、カードなどでよく使われています。

・切り抜き

角丸よりももっと複雑なカットを行うときに使う加工です。レーザーカット加工などがあり、特定の型を使用しないので、こまかい自由な形に切り抜くことができます。

・トムソン型抜き

切り抜く形に刃型を圧力をかけて紙に押し当て、その型の通りに紙を切り抜く加工です。複雑な形の印刷物を作成することが可能です。

・箔押し(はくおし)

上製本の表紙や背などに使われています。印刷物の上に金や銀の箔を乗せて、文字や模様を型押しすることです。箔などを乗せずに型だけ押すことを「空押し」ともいいます。

・ナンバリング

1から指定の番号まで数字を入れ、通し番号をふる加工です。チケットや切符などによく使われます。
ナンバリングをすることで、枚数の管理、どのチケットが売れ、使われたかなどを管理することができるようになり便利です。

・宛名印字(あてないんじ)

はがき、封筒など郵便で発送する際に、住所や名前などの必要な情報を印刷(印字) することです。

伝票類について

・天のり・横のり

天のり

天のりは上の一辺を、横のりは横の一辺をのり付けで固定し、製本したものをいいます。
便せん、メモ帳のように1枚ずつ使用すつ単式伝票と、切り離して使用する複写帳票などによく用いられます。
複写帳票は、転写される位置がずれないようにするため、それぞれの紙をそろえて製本加工する必要があります。

・天マーブル・天クロス

天マーブル

マーブルとは、本の見返しや表紙に使用する模様のある紙です。その紙を、天のり(横のり)で固めた所に巻きつけ、製本する方式をいいます。
また、クロスとは布のことをいい、布で同じように製本する加工をいいます。

 

・セット伝票

主にノーカーボン紙を使用した複写伝票の製本方法をいいます。
わずかな力を加え、伝票が1セットごとに自然に分離する方法で、分冊する手間がかからず、大量の伝票を製本する場合に使われています。見た目は天のりに見えます。